お金2.0
今日は、2017年のベストセラー本『お金2.0』の要約です。
『資本主義』から『価値主義』へ
そもそも資本主義とは、大きく分けて2つ。
労働をして頂く給料をコンビニなどで使う「消費経済」と、
投資などによる「資産経済」
世に流通しているお金の9割が資産経済で生まれ、こちらは肥大化しすぎたが故に、お金が余り、お金の価値が下がっている。
それに加え、ミレニアル世代と呼ばれる80年代以降に産まれた人たちは、お金よりもその根源である『価値』そのものに重きを置くようになった。
それは、共感、熱狂、信頼、好意、感謝などの内面的価値と、NPOなどの社会的価値。
なので、これからの時代は上記の価値を提供してくれる人や、会社が重宝される。
だからこそ、そこで必要になってくるのが『自分らしさ』であり、
他人に伝えられる程の熱量を持って取り組める「好きなこと」が大切である、と。
お金がお金を呼ぶ資本主義から、
価値が価値を呼ぶ価値主義へと、時代が移行しようとしている。
つまり、楽しそうな事をしている人や、
内面的、社会的価値などの意義のあるものを提供している人に、仮想通貨のICOや、クラウドファンディングなどで結果的お金が集まりやすくなる時代になる、との事です。
なので、「自分はこれが好きなんだ!」ってものがある人には、良い世の中であり、
好きな事がない人には世知辛い世の中になるのかもしれません。
でも、たとえ好きな事がある人でも、その分野への参入者は増えるわけなので、ライバルは増えると。
そうなると、早く自分のポジションを取らないと、スタートダッシュで出遅れてしまいかねないなと身が引き締まりました。
しかし、同時に、時代の過渡期を迎えているのだなと、ワクワクもしました。
結構、下克上的でもあるのかな。
素敵な考え方だと思いましたので、紹介させて頂きました。
興味があればぜひ読んでみてください。
お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)
- 作者: 佐藤航陽
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/11/30
- メディア: 単行本
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